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光線

「色彩」を勉強するためのやつ、か、文章貯めとくやつ

S.S.4 青い闘牛





雨があがると、音が止み、
辺りは薄く煙って、
足元が柔らかくぼけていった。

身体が青白い背景の一部になっていく。

俺は顔を上げ、
近くに何か温かい色がないか探してみた。

青白い歩道、
青白いガードレール、
青白いアスファルトと砂利、
だめだ。

俺は仕方なく手袋を脱ぎ、自分の指先を見つめる。
指先の赤色は少し白んでいた。

多分、俺は少しだけ緊張していたのだろう。いや、あるいは憤慨していたのかもしれない。
闘牛が赤色に突進するように、
俺は何か温かい色を探した。

隣にいた少年が横目でこちらを見る。
「ねぇ、絆創膏ちょうだい」
少年は強張った顔をしていた。
「あぁ、ちょっと待ってな」

二人の吐く息は白い。
世界全体は青白かった。
少年の唇の薄紫があるだけだった。
と、ふいに、それは動いた。

「虹で指先を切っちゃったんだ。」
得意げな顔で、少年は笑う。

少年の指に灯る赤。
俺はまぶしくて、目を細める。


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コメント

No title

う~ん。まさに「色彩」!
ぜひ、今度の自作小説トーナメント
(10月1日~)に出品してくださいまし。
私も、何か書く予定です。

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